うどんが4つ

若い頃の私にとっての東京の印象は「うどん」だった。

あることをきっかけに。

19才の時、音楽好きの友だちと2人で東京(渋谷)までCD買いに来たことがあった。

大阪では買えないCDがあるのではないかという期待と、その友達とはめちゃ仲が良かったからプチ旅行だったように思う。

うどんが4つ

東京に着いて、最初にうどん屋に入った。

注文する時にメニューのカツ丼とうどんを指でさして「これと、これを2つずつ」と注文した。

その私が指差した「カツ丼」は「カツ丼セット」だったらしく、私たちの前に出てきたのは、カツ丼セットが2つとうどんが2つ。

因数分解すると、カツ丼が2つとうどんが4つ。

うどんが4つ。

トランス状態

「東京怖いな」

「関西人っていうのがバレたんちゃう」

「いや、関西人以上に東京の人はうどんが好きなんやて」

とか、こういう言葉をずっーと淡々と言ってたら、なんかトランス状態になってきて呼吸困難レベルで笑いが止まらなった。

「もうはよ食べて行こうや」

と食べようとしたら、やっぱりうどんが4つ。

うどんが4つというのも視覚的にもトランス状態に陥って、無限ループ。

もう頭がおかしくなるくらいに笑ってたのでほとんど食べずに店を出た。

店を出て、うどん4つが目に入らない状態になったらすぐに落ち着いた。

結果良し

今東京にきて思うけど、「あんな店を探すほうが難しい」。

いや、その後にも同じような注文ミスをしたことがあるけど、どんなに無愛想な人でも「あ、それセットですよ」と言ってくれる。

普通はあとの大惨事をすぐに予想できるので声をかける。それが普通だろう。

まぁ、面白かったから良いんですけど!

馴れ馴れしい?

そのあと、夜行電車で大阪に帰った。

夜行電車でかなり夜中までしゃべりまくっていたので、大阪に着いても寝ていた。そしたら、駅員さんが起こしにきた。

「よぉ〜、寝とったなー!」

距離感、近っ!

東京から帰ったときの、大阪の人の距離感にびっくりしたのが懐かしい。ずっと大阪にいたらわからないし、おっちゃんたちの馴れ馴れしさが嫌なときもあったけど、東京から帰ってきて、すぐのその時はその駅員さんがすごくいとおしかった(笑)。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。