また会う日まで

柴崎友香『また会う日まで』を読んだ。2007年の作品。

こんなに普通に入り込んだ作品は久しぶりかも。気づいていたら終わっていた。

例えば、最近の好きな作品で『何者』があるが、この本の時は自分自身の自我は残った状態だった。自分ならどう考えるかなとか、自分はどうだったかな、とか。

しかし、『また会う日まで』については、作品の世界の一人としているような。いや、違うな。もっとその世界の一部になったような。

言葉が大阪弁というのもあるし、作者の柴崎友香の年齢が近いし、大阪から東京に来ている、とかいろいろあるんだろう。

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おれ、思うねんけど

読んでいるときに光り輝いている部分があった。

「おれ、思うねんけど、たぶんそういうことやねんで。なんか急に、いつもと違うこととか新しいことをやってみようとか思う瞬間があって、それでいつも実際にやるわけじゃないけど、たまにほんまにやってみるときがあって、なんでかわからんけど、できるときがあって、そういうのだけがちょっとずつ変えていけるんちゃうかなあ、なんかを」

この部分はなんか光り輝いていたから、何度も何度も読んだ。

普通はこうなのだ

前に大学生にアドバイスを求められた時に、こんな感じのことが言いたいことがあった。

けど伝わらない。自己啓発系の人たちのように言い切れたらいいが、それはなかなか難しい。

どうしても、このセリフのような言い方になるのだが、今の状況をすぐに変えたい大学生には、優柔不断にみえるのだろう。なんか雰囲気が悪くなったことがあった。

けど、このセリフみたいなことなのだ。普通はこうなのだ。

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