肯定、そして爽快

私は若い時は、音楽マニア的に見られることがあったけど、昔からJ-POPど真ん中が好きだと思っている。

ただインディーズやテクノにハマっている時期があったりしたから、音楽マニアに見えたのだろうと思う。インディーズでもテクノでも基本的にすごくポップなものが多いから、私としては好きな音楽はずっと変わっていない。

私がインディーズやテクノにはまっていた時期は、J-POPが壊滅的だった。今もオリコンランキングは壊滅的に見えるが、J-POPは次から次へと素晴らしい曲が出てきているように思う。

最近、私がよく聴いている曲がJ-POPど真ん中である。

それは、西野カナの『Have a nice day』。

Apple Musicでなんとなく耳にして、曲が良い感じだったのでとりあえずダウンロードして聴いていた。なんかいい。特に朝に聴くのがいい。

曲調もいいが、歌詞をちゃんとみたらもっと良かった。

何が良いのか

少し前、女子学生向けのWebサイトを考えていた。どんなテーマのWebサイトにするか悩んでた。

私の5年間くらいのハナラボの経験から導き出したテーマは、「肯定」だった。「共感」ではなく「肯定」。

若い女子と話していて思ったのは、私のようなおっさんが若い女子に「共感」することは不可能であるということ。結局は何を考えているのかわからないし、何をしてほしいのかもわからない。

私がおっさんなので、「共感」するのは難しいということであるが、女子同士もそれほど共感を求めていない気がする。わかってほしいのではなくて認めてほしい。「肯定」してほしいんじゃないかと。

「共感」というのは、自分の気持ちをわかってくれる、という意味があると思う。「肯定」はその人の気持ちがわかるわからないに限らず、「いいね!」ということ。

女性というのは鋭いものなので人が人に「共感」なんてことは無理なんだとわかっているんじゃないか、と感じる。

そんなことを、モヤモヤと考えているときに西野カナの『Have a nice day』を聴いて、「あぁ〜、大事なこと全部入ってる。しかも、曲に乗っている」とちょっと感動。

この人はもういろいろわかっているだな、と思う。

歌詞を見てみましょう

この曲のAメロは自分のダメなところを並べている。

5分おきに鳴る目覚まし
お願い寝かせてもう少し
まだ眠いしテレビも見たいしお腹すいた
スマホを片手にコーヒー
気づけばヤバいもう8時
よっしゃ!駅まではダッシュするしかない

これは良く女子がトークの最初のほうに言ってくる、ちょっと相談風な話し方。男子はそれにがっつり乗っかって、解決策とか出して問題になる(笑)。

けど、この歌詞は最初のダメなところをどう聞いて、どう受ければ良いのかを示してくれている。

愛とか恋とかラララララ
気になる彼は彼女がいた
ドンマイ ドンマイ
これも運命

うん、このくらいで受け流すのである。これが正解である(笑)。

そして、サビには結論がある

I say, がんばれ私! がんばれ今日も
「行ってきます」「行ってらっしゃい」
Happy Lucky Sunny Day
行け!行け!私! その調子、いい感じ!
がんばれ私! がんばれ今日も
「行ってきます」「行ってらっしゃい」
Happy Lucky Sunny Day
偉いぞ私 負けるな 焦るな くじけるな
そうやって今日だって
一生懸命生きているから
I say, Have a nice day

これね。これ。

全面的に「肯定」しましょう!
もう何も考えずに肯定しておきましょう。

あ、なんか気分が良くなってきた(笑)。

女子の気持ちはわからない

おっさんが女子学生向きのメディアを作るなんて無理かもしれない。そもそも、私に女子的要素がなさすぎる。

おっさんとしては、ダメな自分のダメな理由を分析したいし、嫌なことはできるだけ解決したいし、自分も他人も全面的に肯定することはできない。

西野カナが人気あるのがわかった。すばらしいな。私が学生と接する中でやっと出した答えを、歌詞にして、曲に乗せて、爽快な気分にしている。

この曲は10年後にはしっくりこないかもしれない。

けど、音楽はその時、その時代にそっていることもすごく大事だし、この曲は今いろんな人を救っているんだろうなと、想像できる。

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